子供による家庭内暴力。
親として悲しいですよね。
愛する子供が家の中で暴れて物を壊したり、自分に暴力をふるったり……。
ここでは家庭内暴力をする子供について検証し、対処法をご紹介いたしますので、参考にしてみてくださいね。
目次
家庭内暴力をする子供の年齢と性別
家庭内暴力をする子供の年齢や性別に傾向はあるのでしょうか?
主に反抗期、中学生に多く見られる家庭内暴力ですが、年齢を問わず子供が家庭内暴力に走るケースもあります。
20歳以上になってもなお続く場合
子供のうちの家庭内暴力の理由は主に親への反抗や、家庭外での鬱憤をその場で発散できずに家庭内で発散するケースが多く見られます。
しかし、20歳を過ぎてもまだ家庭内暴力をする子供は、心の病にかかっている可能性もあります。
人間関係や就職が上手くいかず、社会に馴染めず、心を病んでしまって、そのストレスを家庭内暴力で発散することもあるのです。
統合失調症や強迫性障害などの心の病気で自分の感情をコントロールできないのかもしれません。
またADHDなどの発達障害の可能性もあります。
注意欠陥・多動性衝動によって暴力的になっているのかもしれません。
思い当たることがあれば心療内科、精神科などへ通院させることを検討しましょう。
小学生(6~12歳)くらいの年齢にもよく見られる
小学生でも家庭内暴力に走るケースもあります。
今の子供は大人びていて、自我が発達し反抗期を迎える年齢も早く、親に対する反発心から家庭内暴力を起こしてしまうケースも見られます。
また、小学生でも学校でのいじめや友人とのトラブルなど、ストレスの多い環境に置かれていることもあります。
まだまだ幼い、と思っていても子供は自分の知らないうちに成長し、何か悩みを抱えているのかもしれません。
小学生の子供が暴れて困っている方も自分だけがこんな目にあって……なんて思わないでくださいね。
家庭内暴力をする子供の性別
家庭内暴力をする子供の性別はどうなのでしょうか?
一般的には男の子が女の子と比べて多く報告されています。
逆に言えば女の子でも家庭内暴力に走ることもあるという事です。
自分の子供が女の子なのに家で暴力をふるっていても、自分の家庭だけではないことを覚えておいてください。
家庭内暴力をする子供の心理
まず、家庭内暴力を解決するために、家庭内暴力をする子供の心理について考えてみましょう。
子供の心理を理解することで、解決策を導き出せる可能性があります。
子供が家庭内暴力に走る原因として、性格がおとなしくて自己主張の仕方がわからず、家庭外や家庭内のストレスを上手に発散できないことが挙げられます。
そして、主張したい事を上手く伝えられないため、暴力という歪んだ形でシグナルを出しているのです。
子供の心に寄り添い、理解していくことで家庭内暴力が無くなるように努めましょう。
抑制のきかないネガティブな感情
おとなしくて真面目な子供ほど、ネガティブな感情を吐き出せず、1人で抱え込んでしまう傾向があります。
その結果、イライラや不安などの感情を自分で上手にコントロールできず、暴力という形でしか発散できない状況にいるのかもしれません。
自分の子供の性格をよく考えて、何かに悩んでいないか、考えてみましょう。
他責の気持ち
親が子供に与える影響は大きい上に、親が子供に関わる丁度いい距離感というのは大変難しいものです。
子供が親に不満を持つ事も多かれ少なかれある可能性が高いです。
それは過度に子供に干渉することだったり、逆に子供のことを気にしてあげられなかったりと、様々なパターンがあります。
子供が反抗期になると、自我が芽生え、親の言う事に納得できないこともあります。
過干渉の場合は「親が口うるさい」という理由から、逆に子供を放っておき過ぎた場合は「親が自分を軽んじている」という理由から怒りを感じ、その感情を表現する方法として家庭内暴力という行為に走ってしまうことがあります。
また、何か家庭外で上手くいかないことがあった時に、親にその責任を転嫁し、怒りの矛先を向けて家庭内暴力に走るケースもあります。
自責の気持ち
1度怒りを暴力という形で爆発させた子供はどんな心理なのでしょうか?
冷静になったとき、「なんで暴力をふるってしまったのだろう」と自責の念に駆られているかもしれません。
しかし、カッとなるとまた暴力をふるい、また落ち込む。
落ち込んだネガティブな感情からまた暴力をふるう。
このような負のスパイラルに陥っているかもしれません。
子供がそんな心理状態にある、してはいけない事をしてしまったという自覚がある状態なら、寄り添うことで家庭内暴力が収まる可能性があります。
子供が求める親の接し方とは?
では、家庭内暴力をする子供にはどのように接したら良いのでしょうか?
可愛いわが子が人が変わったように暴力をふるうようになったしまったら、どう接してよいかわからず、毎日が苦しいですよね。
しかし、苦しいのは子供も同じで。
助けてあげたい、と思いますよね。
ここからは家庭内暴力に走った子供が親にどんな接し方を望んでいるか、解説していきます。
無視しないでほしい
家庭内暴力は悪い方法ではありますが、子供なりの自己主張です。
親がただ耐える、「もうやめて!」と言うばかりで暴力行為から逃げることばかり考えても本質的な解決にはなりません。
子供が家庭内暴力に走ったら、子供の本心に今まで以上に寄り添い、コミュニケーションを取るように心掛けましょう。
また、家庭内暴力に走らずとも、ひきこもったり口数が減ったり、よそよそしいなど子供の態度がおかしいときは家庭内暴力を起こす前段階の可能性もあります。
子供の様子がおかしいと感じたときは、何か悩んでいることはないか、不満はないか、聞いてあげましょう。
親の気持ちを教えて欲しい
先程、家庭内暴力をする子供の心理として親に対する他責の気持ちがあると述べました。
そのため、親が自分をこんな風に育てたことをどう思っているか、知りたいという心境にあります。
1人の人間を産み育てるというのはとても責任のあること。
子供が人生で失敗をしたこと、今暴力をふるっている状況にあることに対して、親自身にも責任があると考えているか、きちんと言葉で伝えることが大切です。
過干渉や放置により子供を傷つけた自覚があるのであれば、きちんと謝罪しましょう。
そして、子供が苦しんでいるこの状況が悲しい、苦しい、それでも愛しているということを話しましょう。
自分を認めて欲しい
家庭内暴力の原因が今まで子供を放っておいたことにあるのであれば、今からでも子供の存在を認め、愛情を注いでいることを伝えましょう。
ネグレクトをしていたわけではなくても、「この子はしっかりしているから自分でできる」、「子供の意思を尊重したいので干渉しない」と考えて子供自身の判断に任せたことを、子供は愛されていないと感じているのかもしれません。
自分が子供についてどんな人間だと理解しているか、きちんと伝えてあげましょう。
家庭内暴力をする子供に悩んだらカウンセラーに相談しよう
子供の家庭内暴力で悩んでいるけど世間体が気になって誰にも相談できない……。
そんな方はオンラインカウンセリングで相談してみてはいかがでしょうか?
オンラインカウンセリングであれば誰にも知られず悩み事の相談ができます。
オンラインカウンセリングエキサイトお悩み相談室
エキサイト悩み相談室は電話やメールで悩み相談ができるオンラインカウンセリングサイトです。
カウンセラーの在籍数は130名以上、24時間365日相談可能ですので、自分の都合のいい時、今すぐ悩みを打ち明けたい、という方にはとても使いやすいサイトです。
料金も電話なら分単位の料金設定で、自分の予算に応じて相談可能なところがおすすめのポイントです。
伊藤憲治 先生
料金 | 電話相談:200円/1分~、メール相談:2800円/1通 |
カウンセラー歴 | 9年 |
資格 | 心理カウンセラー |
相談内容 | 人間関係、仕事関係 |
伊藤憲治先生は心理カウンセラーという立場から、身近な人には相談しにくい相談者の抱えている不安や悩みを一緒に解決してくださる先生です。
人間関係の悩みを得意とする上に、統合失調症や適応障害などの心因性の病気のカウンセリングも行なってきた方なので、ストレスを抱えた子供が家庭内暴力を行なう心理を適確に読み解き、よいアドバイスを下さる点がおすすめです。
【伊藤 憲治先生の口コミ】
評価:★★★★★4.8
中学生の息子の家庭内暴力に悩んでいて初めて電話で相談してみました。先生はたどたどしくしゃべる私をせかすことなく、根気よく親身になって話を聞いてくださり、話すことで気が楽になりました。まずは現実から目をそらさず、息子と向き合い、話し合う機会を持つこと、その際に何を話せば良いのかポイントを教えてくださいました。先生もすぐに解決するものではないとおっしゃっていたので、じっくり息子と向き合っていきたい思います。
(40歳・女性・事務職)
オンラインカウンセリングteotle(テオトル)
オンラインカウンセリングteotleはテキストメッセージで相談できるオンラインカウンセリングサイトです。
テキストメッセージでのやり取りなので家で相談しても家族に知られる心配がありません。
プランは14日間と30日間の2種類あり、家庭内暴力のような解決するのに時間がかかるお悩みを持つ方にはじっくり相談できる点がおすすめです。
彩藤ちあき 先生
料金 | 14日間8800円、30日間13200円 |
カウンセラー歴 | 18年 |
資格 | 心理カウンセラー |
相談内容 | 子育て・教育、対人関係 |
彩藤ちあき先生は親子関係、子育て、発達障害など多方面にわたり相談者の悩みを聞いてきたベテラン心理カウンセラーです。
学生時代は親子関係と虐待について学んだ経験もあり、家族のうつ病や発達障害と向き合ったご経験もおありなので、子供の家庭内暴力に悩む方には経験に基づいたアドバイスを貰える点がおすすめです。
【彩藤 ちあき先生の口コミ】
評価:★★★★★4.8
私はシングルマザーで高校生の娘と2人暮らしなのですが、最近娘が家で暴れ、悩んでいます。彩藤ちあき先生に相談してみたところ、仕事ばかりしていて娘と話す時間が無いことが根本的な原因だと気づかされました。これからはなるべく娘に声をかけたり、手紙を置いておくなど、きちんと娘とコミュニケーションを取るようにするようアドバイスしていただきました。娘もだんだん悩みを打ち明けてくれるようになり、良好な関係を築けてきています。
(48歳・女性・営業職)
家庭内暴力をする子供の問題は1人で抱え込まないこと
子供の家庭内暴力の解決には長い時間をかける覚悟が必要です。
そこまで追い込まれた子供の心を変えるには、じっくり取り組まなくてはなりません。
長い戦いを1人で乗り越えるのは大変です。
1人で抱え込んでも苦悩し、嘆き、自分や子供を責めるばかりで良い方向に向かいません。
冷静に判断できる第3者やカウンセラー、専門機関などに相談してみてくださいね。
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