離婚後の復縁はとてもハードルが高いこと。
復縁して再婚するまでには、愛情、子ども、お金、気持ち、信頼関係、価値観、環境など、2人が同じ熱量でクリアしていかなくてはいけない問題が山積みになっています。
どんなに復縁したくても1人で頑張ってできるものではないというのが、難しいところですね。
でも、離婚後の復縁が一般的に難しいからと諦める必要はありません。
この記事には、離婚後の復縁率や復縁までの期間、成功したカップルに共通する特徴、幸せな再婚へのアドバイスなど、復縁を応援する内容がぎっしり詰まっています。
読み込んで知識を付けたら、次は実践、そして決め手は相手を思いやる気持ちと愛情です。
離婚は、どちらが絶対に悪いというものでもないですよね。
自分を責めず、相手に責任を押し付けず、未来をイメージできる関係を築ければ必ず復縁に向けての助けが来るはずです。
離婚したけど後悔して復縁をしたいと考えている方は、ぜひこの記事を参考に諦めずトライしてくださいね。
目次
基本的にはありえない?離婚後の復縁率
離婚後に同じ相手と復縁するというのは、どれくらいの可能性があるのか気になりますよね。
離婚は関係性がこじれたまま終わることも少なくないので、関係を修復して復縁となると、大きなきっかけや諦めない気持ちなどが必要になってきます。
ここではまず、離婚した人が復縁する確率や統計のデータなどを紹介していきます。
世の中でどれくらいのカップルが離婚から復縁しているのか、復縁したいという元夫婦はどのくらいいるのかなど、参考にしてくださいね。
離婚後の復縁は少なめ
厚生労働省の平成27年度の統計によると、結婚したカップルのうち3組に1組が離婚に至っているという結果が出ています。
30%以上の高い離婚率がここから見えてきますね。
また、離婚した人が再婚するのは、年間の婚姻件数の内で約10%程度。
これには、離婚した後に同じ人と復縁したカップルも含まれていますが、それについてのパーセンテージは発表されていません。
再婚率が10%ということですから、復縁による再婚は数パーセントあるかないかといったところかもしれません。
どちらにしても、離婚した元夫や元妻と復縁するのは無理ではないですが、比較的レアケース。
離婚に至ってから復縁したいと考えるカップルが少ない
離婚をしてから復縁を希望するカップル自体が少ないというのも、同じ人と再婚する確率が低い理由の1つです。
ですので、この再婚率の低さは離婚した後の復縁がうまくいかなかったという確率ではないんですね。
離婚原因や夫婦の状況などは個々で違いますので、当然歩み寄りやきっかけ次第で復縁の可能性は広がります。
離婚から復縁、再婚するまでの期間は?
それでは、離婚から復縁がうまくいったカップルが再婚までにかかった期間は、どれくらいだったのでしょうか。
また、どれくらいの時間をあければ、その後の再婚生活がうまくいくのでしょう。
ここでは復縁まである程度の期間を必要とする理由を、夫婦関係の心理と法律の面から考えていきます。
冷却期間は離婚後にも必要
離婚には、結婚の数倍、人によっては数十倍の労力が必要。
その理由としては
- 今まで一緒に暮らしていた人がいなくなる、生活環境が変わるという精神的・感情的な負担。
- 慰謝料・養育費・生活費などのお金の問題。
- また、主婦は仕事のブランクや子育てがあり、条件に合った就職先を探すことが難しいという悩み。
- 裁判所や役所などの手続き・引っ越しなど、慣れない作業で身体的な疲労が重なる。
などがあります。
離婚してすぐに復縁、再婚を考えられる状況にないということが言えますね。
また、自分のやるべきことがある程度片付いたからと言って、相手の状態も考えず復縁の話しを持っていくのは控えましょう。
ただでさえ感情が沸騰して離婚までいったのですから、相手の気持ちを逆なでしては元も子もありません。
離婚後はしばらく冷却期間を置いて、お互いに消耗した体力や精神が回復したころに、落ち着いて自分の気持ちなどを伝えていくようになるのがベスト。
ただし、冷却期間に会ったり連絡をしてはいけないということではありません。
元夫婦として子供のことを相談し合ったり、様子を伺ったりするのは人として関係を繋いでいくうえでもとても大事です。
お互いに無理のない距離を保つことをおすすめします。
離婚後100日は法的に再婚が禁じられている
離婚後、再婚するまでに空けなければならない期間というのが、法律上決まっています。
これは「再婚禁止期間」と言って、再婚までに100日間は待機しなければならないと民法733条に規定してあります。
これは、女性のみに適用される法律です。
その理由は、もしお腹の中に赤ちゃんがいた場合、元夫の子供か、再婚後の夫の子供かという混乱を防ぐため。
ただし、離婚後妊娠していないことが証明された場合や、元夫と復縁して再婚する場合は例外とされ、100日を待たずに再婚が認められています。
もしも離婚して100日以内に再婚の意思が固まったならば、1度役所などに婚姻届けが提出できるか確認をしてみると安心ですね。
体験エピソードから知る!離婚から復縁の成功ケース4選
それでは、ここからは実際に離婚から復縁が成功しやすいケースを4つご紹介していきます。
離婚した後に復縁を考えているならば、このポイントを押さえておくのがおすすめ。
ぜひ、参考にしてください。
離婚後も連絡が途切れていない
離婚後に復縁したカップルの多くは、子供や日常のことなど、別れる前と変わらず連絡を取り合っていることがわかっています。
愛の反対語は憎しみではなく無視ですから、どんなに喧嘩をしたとしてもやり取りができるというのは、十分関係を修復できる可能性があると言えますね。
親、親戚との仲が構築されている
相手の親や親せきから気に入られていた場合も、離婚後の復縁が成功する理由の1つです。
親から「どうして離婚したのか」「あんなに良い人だったのに」などと切々と言われれば、相手も少しずつ復縁へと気持ちが変化してくる可能性があります。
また、親と思い出話をすることで、夫婦で過ごした楽しかったことや嬉しかったことなどの記憶が蘇って、意外と良い結婚生活だったと思いなおすことも。
相手の親との仲が構築されているのは、復縁に向けてとても強い援軍を付けていると自信を持っていいでしょう。
協議、円満調停で離婚した
協議離婚、離婚調停などの言葉を聞くと、離婚の話しがこじれて泥沼化しているイメージがありますよね。
でも、弁護士などの第3者に間に入ってもらって離婚するまでの夫婦のいきさつなどを冷静に話しているうちに、お互いのボタンの掛け違いに気づくことがあります。
思っていたほど相手を憎んでいなかったとわかって、円満に離婚できれば、ある程度の距離を保ちながら元夫婦という関係を続けていくことができるでしょう。
お互いの妥協点や、こじれた感情が解放されるまで時間がかかるケースですが、円満調停で離婚した夫婦が復縁した話しは決して少なくないというのは希望ですね。
子どものために、とお互いが行動を優先できている
2人の間に子どもがいるというのは、離婚後に最も復縁率が高くなる結果があります。
子どものに会うために定期的に顔を合わせたり、時には一緒にご飯を食べに行くこともあるでしょう。
子どもが父親・母親の状況や、それぞれの想いを双方に話すことでお互いが意識しますし、そんな風に想ってくれていたのかと新たな発見もあるかもしれません。
また、子どもに寂しい思いをさせたくないという気持ちがお互い同じようにあるならば、もう1度家族としてやり直したいという気持ちがどちらから出てもおかしくありません。
離婚後も理由があって同居している、近くに住んでいるなど、お互いの生活圏内にいる場合や、子どもの病気や用事のときに頼る関係が出来ているならば、さらに復縁できる可能性は高くなっています。
離婚からの再婚がうまくいく、幸せになるための条件
離婚したからと言って、相手のことをどうでもいいと思うことは出来ませんよね。
一緒にいる時間が長ければ、感情では割り切れない人間の情が芽生えます。
この「情」と「素直さ」が、離婚からの復縁、再婚がうまくいいく大きな鍵になります。
この2つの鍵をベースに、幸せな再婚生活を送るために必要な条件をお伝えしていきますね。
お互いが穏和に話し合える
顔を合わせれば不満をぶつけ合う状態では、離婚前となんら変わらず、同じ過ちを侵してしまします。
まずは相手に怒りをぶつけないように、離婚までに至ってしまった原因を探って、自分の感情と向き合うことが必要です。
このとき、感情に呑まれそうになったら、相手に対する情や想いを感じてみましょう。
そして、素直に相手のどんなところが好きだったのか、尊敬できるのかを思い出すことも効果的。
自分の内側を整理できたら、これからどうするかを前提に、相手と前向きに話しをしてみましょう。
これまでのことで自分に非があれば、その場で素直に謝ることが大事です。
誠意をもって話せば、相手にもきっとその想いが伝わります。
過去を責め合うのではなく、未来を楽しくするために話し合うという意識を持って。
お互いが穏和に話し合えるように、まずは自分の内側の感情やわだかまりに寄り添うことをおすすめします。
子どもも再婚に賛成している
子どもは、両親が仲良く幸せに暮らすことを1番に願っています。
ですから、離婚というのは子どもにとって、最もショックな出来事の1つなのです。
子どもにとっては両親がまた寄りを戻してくれるのは嬉しいという気持ちがあるのは確かです。
ただし、1度離婚して信頼を裏切られ、気持ちの整理が着いた頃にやっぱり復縁するとなれば、親に対する不信感が無意識のうちに大きくなっていることが考えられます。
特に思春期の子どもを持つ場合は、子どもの精神的なトラウマや、人間不信に注意する必要があります。
親の間だけで復縁、再婚を推し進めず、必ず子どもとも何度も話し合って本心から賛成しているのか、強力的なのかを確かめましょう。
夫婦関係は大事ですが、いつも両親の間に挟まれながら、けなげに仲を取り持とうと耐えている子どもの心を大事にしてあげてくださいね。
離婚したけど復縁したいなら専門家に相談も。
離婚したことを後悔していて、どうしても復縁したいと思っても、どこから手を付けていいかがわからないですよね。
友だちや親にも気軽に打ち明けるというわけにもいきません。
中には、離婚後に復縁できるかどうかを占いに相談する、という方も多くいます。
また、最近ではオンラインカウンセリングのサイトもたくさん作られて、自宅にいながら電話やネットを使って気軽に専門のカウンセラーに相談できる環境も整っています。
身元も確かで、資格や豊富な経験を持ったカウンセラーの先生には、安心して心の内を伝えることができますね。
ここでは、離婚や夫婦関係の相談に特におすすめのカウンセラーを2人ご紹介します。
感情に呑まれて落ち込んでしまったとき、気持ちを整理したいときなど、オンラインカウンセリングの先生がいつでも力になってくれますよ。
玉井仁(たまいひとし)先生
画像引用:東京メンタルヘルス・スクエア
所属 | オンラインカウンセリング 東京メンタルヘルス・スクエア |
料金 | 1回50分 3,000円+手数料300円 |
資格 | 臨床心理士・公認心理・精神保健福祉士・上級プロフェッショナル心理カウンセラー |
相談内容 | 認知行動療法・力動的心理療法・家族療法・催眠・パーソナリティ障害・衝動的傾向・虐待のトラウマ・アダルトチルドレンなど |
認知行動学などをもとに、SNSなどを利用して自己肯定感を高めたり、衝動性をコントロールする療法を行いながらクライアント自信が自己信頼や安心感を持つようにカウンセリングしています。
認知行動学について多くの書籍も執筆。
玉井仁先生は指導者としての厳しさもありながら、常に人に興味を持ち、クライアントに温かく接しています。
自分のことを好きになって欲しいという強い想いがあり、クライアントのカウンセリングや後進の指導に取組まれています。
口コミ
評価:★★★★★(4.5)
私は普段から感情的になりやすく、夫の方から離婚を告げられてしまったのですが、どうしても復縁したくて玉井仁先生に相談しました。先生のカウンセリングを受ける中で、自分の感情を抑えきれない原因が、幼少期の親との関係にあることがわかりました。とても納得して、安心したと同時に、もっと早く相談しておけば良かったとも思います。元夫とは今でも連絡を取り合っていて、少し穏やかになったと言われて嬉しかったです。復縁に向けて、努力しようと思います。
(42歳女性 / パート )
酒井祥子(さかいさちこ)先生
画像引用:うららか相談所
所属 | オンラインカウンセリング うららか相談所 |
料金 | ビデオ・電話相談 50分 4,800円 対面相談 50分 8,200円 |
カウンセラー歴 | 20年 |
資格 | 臨床心理士資格・公認心理師資格 |
相談内容 | 結婚・夫婦関係・離婚・子育て・恋愛・人間関係・仕事・ストレスなど |
精神科のカウンセリングセンターで20年勤務し、子どもから高齢者まで幅広い悩みと向かい合っています。
クライアントの考え方の癖や行動から、問題が起こる過程をひも解き、精神的にに負担のない生活ができるようアドバイスをします。
夫婦や子育ての問題はもちろん、現在は若者の就労支援なども行っている酒井祥子先生。
穏やかな雰囲気で、クライアントが安心して心の内を明かせるよう、親身に話しを聞いてくれます。
自分を大切に生きることを教えてくれるカウンセラーです。
口コミ
評価:★★★★★(4.5)
酒井祥子先生に相談したのは、仕事が忙しい夫と別れ話になり、円満調停で離婚したんですが、私が復縁をしたくなってしまったのがきっかけです。子どももまだ小さいので、頻繁に連絡を取り合う中で、先生にアドバイスをもらいながら、彼に素直に気持ちを伝えるように心がけました。おかげさまで、元夫とは離婚前より良い関係を築けている気がします。
(30歳女性 / 会社員 )
離婚後でも復縁の可能性は大いにある!諦める必要はない
離婚と一言で言っても、千差万別、夫婦の数だけ理由や感情があります。
統計や確率では、男女の問題を計ることは出来ませんよね。
復縁から再婚する数が少ないから、確率が低いからと自分に当てはまるわけではないんです。
大事なのは、相手を思う気持ちと愛がどれほど大きいかということ。
離婚した後でも、復縁を諦める必要はないのです。
強い意志があれば、必ず道は開けます。
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