【教師疲れた…】小学校・中学・高校別悩み「辞めたい」「向いてない」と感じたときの対処法は?

「教師という職業にはもう疲れた。」

「私には向いてないのかな。」

「もう辞めたい…」

やりがいを持って教師になる道を選んだのに、心の疲労が大きくなりすぎて退職を考える人が増えています。

教師という職業に情熱を持ち、がんばりすぎてしまう人ほど疲労が大きくなりがちです。

心が消耗しきってしまう前に、自分自身を守るための対策を身につけておきましょう。

【教師に疲れた…】小学校教師が疲れる要因

子供が初めて経験する【学校】という組織。

その指導において教師が疲れてしまう要因を挙げてみます。

保護者とうまく関係性を作れない

教師はクラスの子供たち全員を見ていますが、保護者は自分の子どもしか見えていません。

特に最近は増加傾向が見られる「モンスターペアレント」と呼ばれるようないわゆる「クレーマー」の対応に時間を取られ、

心身共に消耗してしまうケースが多く見られます。

こういった保護者は自己中心的で、子供に関するすべての責任を学校側へ要求してきます。

また最近は出産が高齢化してきていることにより、新任の若い教師に対して熟年の保護者が強い態度で接してくるケースも多く見られます。

苦手な同僚がいる

教師それぞれに、価値観や教育方針は違うもの。

しかし、自分の価値観を押しつけてきたりマウントしてくる同僚はいるものです。

さらにその同僚が年次の高い先輩などとなると、関係はより難しくなってしまいます。

同僚のクラスと比べてしまう

隣りの芝生は青く見えるもの。

「あのクラスはまとまっているのにどうしてウチのクラスは……」と落胆することがあるかもしれません。

しかし、優秀に見えるクラスも生徒全員が優れている訳ではありません。

自分のクラスの生徒たちとしっかり向き合い、生徒たち自身が過ごしやすいクラスを作り上げていくことに意識を向けてみましょう。

【教師に疲れた…】中学校教師が疲れる要因

思春期という多感な時期を迎え、部活動が盛んになったり進学に向けた調整が始まる中学生。

心も身体も大人へ変わり始める子供たちへの対応や、授業以外での活動など、教師にとっては授業以外の対応が多くなります。

生徒との関係

思春期を迎える中学生。

思い悩むことが増えてくるので情緒不安定になり、その対応が困難になる生徒も出てきます。

それ故に、反抗的な生徒や閉鎖的な生徒への心のケアも必要に。

クラス内でのぶつかり合いや陰湿ないじめ問題への対応は、精神的に大きな負担となります。

部活の顧問が大変

部活動が盛んになる中学生。

各部において顧問が付きますが、自分自身が得意でないジャンルの担当になることもあります。

「経験もないのに、顧問として役に立てているのかな……」と思うこともあるかもしれません。

また、週末の練習や試合なども行われるために、自分の休日が潰れてしまうことも少なくありません。

プライベートの時間がなくなることで、心の回復時間を得られないという問題が起きてきます。

担任になると時間がない

教師の仕事は授業だけにとどまりません。

担当クラスを持つと、むしろ授業以外の業務が多くなります。

明日の授業の準備をしたいのに、職員会議や学級トラブル、保護者の対応、校内行事などの書類作成などに追われ、プライベートの時間を削って費やしても追いつかない仕事量。

時間が足りない中で自分の理想とする授業や生徒とのコミュニケーションが持てず、理想と現実のギャップに落胆してさらに心のストレスが大きくなっていきます。

【教師に疲れた…】高校教師が疲れる要因

今後の進路を決めるという、人生の選択肢を目前にした高校生。

自立心の芽生えや、親からの期待などを背負った生徒への指導に、プレッシャーを感じる教師は多いです。

生徒の指導が難しい

高校生は、多感で気難しい時期でもあります。

彼らは見た目以上に繊細であるうえ、少しでも指導のし方を間違ってしまうと「体罰」や「モラハラ」になってしまうことも。

行動や言葉ひとつひとつに気を使わなければならず、その分ストレスは増えてしまいます。

進路指導がプレッシャー

生徒の希望と親の希望が噛み合っていなかったり、進路に迷っている生徒や親を指導するのはプレッシャーが大きくなります。

人生がかかっていると思えば当たり前のことです。

しかし、結局のところは選択をするのも実行するのも生徒自身。

感情を入れ込まず、責任を感じすぎず、あくまで担任として向き合った一意見として伝えるようにしてみましょう。

生徒が自立するための第一歩にもつながります。

「辞めたい」「自分は向いてないのでは?」と思ったときに解決するための方法や考え方

「もう辞めたい」

「この職業は自分に向いていない」

そう思い込む前に、物事の解決策や自分の考え方を見直してみましょう。

見方を少し変えるだけで、解決の糸口が見つかるかもしれません。

保護者にはうまく協力を求めて味方にする

特に年上の保護者や要求の強い保護者相手になると、どうしても萎縮してしまったり、感情的になってしまうこともあるでしょう。

しかし、本来保護者の目的と教師の目的は一致するはず。

敵対することは問題の解決にはなりません。

困っている点を正直に話し、情報を共有して、一緒に解決策を見つけていくという連携を提案してみるのもひとつの方法です。

定期的に経過や結果を伝えたり家庭での様子を訪ねることで、「自分の子どものことを考慮してくれている」という信頼感を得られることにつながるでしょう。

同僚と比較しない

他のクラスと比較し、「どうしてウチのクラスは……」と思う悩む必要はありません。

生徒は一人一人違います。

そして自分と自分の生徒との関係も唯一無二。

自信を持って、あなたのクラスを築いていきましょう。

子供の行動や考え方を簡単に変えられると思わない

子供とはいえ、ひとりの人間です。

大人が考えている以上に、それぞれの考え方を持って行動しているのです。

「こうしてはいけない」「こうでなくてはならない」といった常識を押しつけることは、子供からの信頼を失い、反発心を強くしてしまう可能性もあります。

焦らず状況をうかがい、経過をおだやかに見守りましょう。

必要なときに手を差し伸べるくらいの気持ちがちょうど良いかもしれません。

苦手な同僚とはなるべく距離を置く

人間関係での悩みは、どんな職場においても存在します。

価値観が合わない・教育方針が違うなどの同僚や先輩教師がいるのは当然とも言えます。

価値観の合わない教師と話をしても意見が対立するだけなので、距離を置くのがいちばんです。

コミュニケーションを全く持たないというのはよくありませんが、職員室ではなく教室で仕事をする・学校以外の場所で作業を行うなど、適度な距離を置いて仕事をすることでストレスを減らすことはできます。

全てをやろうとしたらキリがない、休めるところで休む

教師の仕事量は膨大です。

生徒・保護者との連絡のやり取りや提出物のチェック、生徒間のトラブル対策、校内行事に関する書類作成、放課後の補習など、授業の準備に時間を割けないほど。

近年では社会問題にもなりつつありますが、そんな環境のなか全てを完ぺきにやろうというのは難しいのが現状です。

不要な打ち合わせなどの時間はなるべく削る、他の人に任せられる仕事は任せる、など業務量をある程度調整する工夫も必要です。

休む時間が十分に取れなければ、他のやるべき仕事に支障が出てしまう可能性もあります。

また休もうと思っても、頭の中が仕事でいっぱいで休まらないことも。

身体を動かしたり自然の中に身を置くなどして、意識してリフレッシュすることも大切です。

一年、長くても数年の関係だと割り切る

生徒や保護者・同僚や学年主任など、人間関係におけるストレスは大きいもの。

ですが、その関係は一生続くわけではありません。

学年の切り替わりの時期には人間関係がいくらかリセットされる、というのも教師のメリットです。

一過性の問題だととらえて割り切る考え方も、ときには必要でしょう。

【完璧にならなくても大丈夫】教師に疲れたら、一度誰かに相談しよう

教師という職業に疲れ切ってしまう人の中には、完ぺき主義な人が多く見られるようです。

しかし教師といえども、ひとりの人間。

疲れ切って心が消耗してしまう前に、心を許せる友人や信頼できる先輩教師に相談してみましょう。

周囲の人に言いにくければ、オンラインカウンセラーなどのサービスに頼ってみても良いかもしれません。

悩みを口に出すだけでも心は軽くなるものです。

ひとりで抱え込まず、人に頼るという選択肢があることを覚えておきましょう。