親の介護に疲れ果ててしまい途方に暮れている方へ。
自分を育ててくれた親だからこそ、介護をやめたくても、やめられないと悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
介護疲れは我慢すべきではなく、早急な対処が必要な問題。
この記事では、介護をやめたいと思う原因から対処法まで紹介します。
介護に疲れてどうしていいかわからないという人はぜひ、読んでみてくださいね。
目次
誰でも親の介護をやめたいと思うことはある
親の介護をやめたいと思ってしまった自分を責めてはいないでしょうか?
今日本国内は高齢化社会につき、介護にまつわる様々な悩みを抱える人が急増しています。
親の介護疲れで悩む人は自分ひとりではないことを、まずは心に留めてください。
介護は24時間365日休みがなく、労働力と精神力が問われる大変な作業。
介護職のプロですら辞めたいと悩むほど大変なので、一般の人が辛いと感じることに何らおかしなことはありません。
とくに、今強い疲労感を感じている、深刻な睡眠不足の状態にいる人は危険信号。
とは言っても、親の介護をパッと辞めることは非現実的なことですよね。
今できることは、介護疲れの原因をなくすことです。
精神的にゆとりを持ちながら、大切な親を温かい目で見守っていける方法を探っていきましょう。
親の介護をやめたいと思う原因とは?
ある日突然やってくるのが親の介護。
仕方なく始めた親の介護に、どんな人でも大きなストレスを感じてしまうものです。
ここでは、親の介護をやめたいと思ってしまう具体的な原因について迫ってみたいと思います。
精神的ストレス
介護にあたる家族の心にのしかかるのが精神的な介護ストレス。
「大切な親なんだから……」と責任を強く感じる人ほど大きく、介護うつになる人も少なくはありません。
また介護問題によって家族間トラブルが生じたり、介護スタッフとの関係に悩む場合もあります。
精神的負担を感じながらも休む暇がない介護にさらに症状は悪化してしまい、まさに悪循環の状況となるでしょう。
やがては親の存在すら憎んでしまうほど心が疲弊してしまうストレスを、ただの疲れなどと見逃すことはできません。
経済的負担の大きさ
訪問介護や介護施設など、介護サービスを利用するほど経済的負担がかさみます。
介護生活を楽にするほど負担が大きくなるため、経済的なバランスを崩してしまう人がほとんど。
また介護を理由に会社を辞めた、いわゆる”介護離職”をした人も多くいることでしょう。
収入がない状況での介護生活は大きな負担となり、何らかの救済処置を行う必要が出てきます。
とくに介護保険適用外のサービスについては全額負担となるため、あらかじめ把握しておかなければなりません。
介護保険を含む経済的な負担についても、ケアマネジャーに事前相談を行っておくと、利用できる補助サービスを紹介してもらいやすくなります。
身体的な疲れ
大人の体を介助を行う作業からの、肉体的疲労はとても大きいものです。
親の体を起こすだけでも足腰への負担は大きく、トイレや入浴介助まで必要な場合は大人の男性でもヘトヘトになってしまうでしょう。
持病や症状によっては深夜のおむつ交換や見守りが必要となり、十分な睡眠時間を確保できない介護者はかなり危険。
たったひとりの親だからといっても、介護者自身の健康を脅かしてしまえば共倒れしてしまう可能性もあります。
親の介護をやめたい時の対処法
心身ともに疲弊してしまい、親の介護をやめたいと思ったときにすべきことがあります。
介護疲れは原因をなくすことで、心のゆとりと身体の健康を取り戻せます。
ここでご紹介する対処法をぜひ参考にしてください。
1人で抱え込まない
介護疲れの1番の原因は孤独感にあります。
自分の親とはいえ、介護の素人が1人で何とかすることは無理が生じてしまうもの。
そんなときこそ、介護のプロや身近にいる介護経験者の助言を求めてください。
「介護をやっている」ことを公言することで、要介護者に何かあったときに頼りやすい状況が作れます。
要介護者の通院先の医師やスタッフは介護の苦労を熟知してる方たち。
小さな悩みでも胸の内をさらけ出すことで心が軽くなり、悩みを改善する具体的なアドバイスやサービスを教えてもらえるでしょう。
十分な休養を取る
心身の疲れを取るには休むことがとてもに大切。
介護は24時間休みがない状態になるため、介護者自ら休憩時間を設けなければなりません。
代わりの人が身近にいない場合は、介護サービスを上手く利用をして自分自身のケアを行う必要があります。
介護者が休息をとることを”レスパイトケア”と呼び、介護者の負担を減らすための言葉。
休息をとることはサボることではありません。
とても大切なことなので、自分自身のためにも介護サービスを活用してください。
サービスを上手に利用する
介護サービスは要介護者のケア目的だけではなく、介護者の負担をなくす目的もあります。
ホームヘルパー、訪問入浴介護、デイサービス、ショートステイなど排せつから食事介助まで行うサービスを活用してみてください。
もちろん要介護と話し合い、納得の上で利用していくことが望ましいです。
具体的なサービスについては、自治体の介護ケアマネジャーに相談しながら話を進めていきましょう。
自分の時間も削って介護する必要はない
たとえ自分の親だとしても、自分1人で介護する必要はどこにもありません。
むしろ知識のあるプロの手を借りた方が、介護現場においては良いケースばかりです。
介護疲れによって親を責めてしまうよりも、自分の時間を大切にしながら続けるべきではないでしょうか。
親の介護を行いつつ、趣味の時間を費やすことは間違いではありません。
笑顔を持ちながら親の介護を行うためにも、自分の生活を取り戻してください。
親の介護をやめたいと思ったらカウンセラーに相談しよう
親の介護を辞めたい、そう思ってしまった人は心身ともに疲弊している危険な状態です。
そして、介護疲れから逃れることは決して間違った行動ではありません。
より親を大切にできる方法をプロの専門家に聞いてみませんか?
ここでは、介護や心身症に詳しいカウンセラーが在籍するカウンセリングサービスをご紹介しますのでぜひご利用ください。
エキサイトお悩み相談室
エキサイトお悩み相談室とは、電話やメールで手軽に相談できるサービス。
悩みに答える130名のカウンセラーは、経験実績が確かなプロの専門家しかいません。
料金的にも通院するより安く、電話なら1分100円台から利用できます。
ちょっとした愚痴こぼしから、深刻な人生相談まで受け付けています。
介護の相談なら経験豊富なカウンセラーを選びましょう。
おすすめは、殿崎陽大カウンセラー
料金 | 電話相談:1分200円 メール相談:1通9,000円 |
資格 | 社会福祉士・認定心理士・児童福祉・障害福祉視任用資格 |
相談内容 | 恋愛・仕事・家族・精神・福祉・スピリチュアルなど |
殿崎カウンセラーは、国家資格である社会福祉士・認定心理士などを持つ福祉と心理のプロフェッショナルです。
自身でも自律神経失調症やパニック障害などの心身症を患い、さらに臨死体験を経験したことを活かしたカウンセリングが好評。
高齢者施設などの500件を超える福祉施設に出向いて、相談アドバイスを行った経験もある先生です。
とくに介護に悩む人は専門的なアドバイスを受けることができます。
【おすすめポイント】
- 介護現場に詳しい専門家
- メンタルの不調にも寄り添う
評価:★★★★★5.0
2年前に父が認知症を患い、母はすでに他界していたため息子の自分が介護せざるを得なくなりました。しかし限界がきてしまい親の介護を辞めたいと思ったときにこのサービスを知り先生に電話相談。辛かったことを全部吐き出してしまったのですが、優しく聞いてくださったことが何より嬉しかったです。仕事は自営業とはいえ、無理をしても良い結果は生まれないという先生のアドバイスを聞いてハッとさせられました。これからは近くのサービスを利用しながら、自分の生活も守りたいと思います。また今後も相談させてもらいながら進めたいです。
〈52歳 男性 自営業〉
オンラインカウンセリング八起き
オンラインカウンセリング八起きとは、公認心理師に手軽に相談ができるサービスです。
在籍する3名は、医療現場で働く医師および心理講師や准教授としての顔も持つ専門家。
自宅にいながら通院する感覚で、プロのアドバイスやセラピーが受けられる所に大きな反響を与えています。
専門的な知識をもとに、介護や家族関係や心身の疲れの改善を求める人におすすめです。
おすすめは、大友秀治カウンセラー
料金 | 対話・音声:1回3,500円 メール相談:1回2,500円・3回6,500円・5回10,000円 |
資格 | 公認心理師・一般社会法人日本ヨーガ療法学会・認定ヨーガ療法士・精神保健福祉士・社会福祉士 |
相談内容 | 心の悩み・家族・子供・学校・精神保健福祉など |
大友カウンセラーは、公認心理師であり社会福祉士学の博士学位も取得している先生です。
在籍する3名の中でも社会福祉に詳しい先生なので、介護に関する相談や悩みに対して具体的なアドバイスを求めることができます。
介護にあたる相談者の心のケアも行いながら、快方へと導いてくれる先生です。
生活に限界を感じる前にぜひ1度カウンセリングを求めてみてください。
【おすすめポイント】
- 専門的なアドバイスを求められる
- 自身の心のケアも期待できる
評価:★★★★☆ 4.0
母親が寝たきり状態になってしまい、介護にあたるも途方に暮れてしまい先生に相談しました。今現在、父親と交代で介護を行っていますが、助言通りプロの介護サービスを利用することを検討しています。親の介護のために会社を辞めることも考えていましたが、もっと視野を広げるべきだと思えるようになりました。先生の優しいカウンセリングがとても有り難かったです。自分のためにもカウンセリングはしばらく続けるつもりです。
〈48歳 男性 管理職〉
親の介護をやめたいと思ったら我慢は厳禁
子供が親の面倒を見るのが当たり前、という古い考えは捨ててしまいましょう。
いくら自分の親とはいえ、素人が介護を続けることは無理が生じます。
「もう介護をやめたい」と思い詰めるほど苦しいのなら、プロの力を借りましょう。
まずは専門カウンセラーに今の悩みを打ち明けてみてください。
いち早く介護疲れから解放されることを心から願っています。
コメントを残す