職場で抱えるストレスの中でも大きな割合を占めるのが人間関係ではないでしょうか。
ある調査では、職場での人間関係にストレスを感じている人は全体の3割という結果も。
職場の人間関係に悩んでいる人が多いことがわかりますね。
では、職場のどんな人やどんな時にストレスを感じるのか、ここでは悩みの原因と解決方法を紹介していきます。
目次
職場での人間関係の悩みとは?
1日の大半を過ごす職場。
できれば快適に楽しく仕事をしたいものですが、大半の人はストレスを抱えながら過ごしています。
厚生労働省の調査による職場でのストレスの原因は以下の通り。
【2017・厚生労働省調査】
1位 仕事の量・質(62.6%)
2位 仕事の責任・失敗(34.8%)
3位 人間関係(30.6%)
30 %以上の人が人間関係で悩んでいるとわかりますね。
ここではその具体例を見てみましょう。
上司が気分屋
ついさっきまで笑っていたのに急に怒ったりキレたりと、気分屋でめんどくさい上司っていますよね。
機嫌がいいときはいいけれど、それがいつひっくり返るのかが見えない。
仕事の経過報告をするにも、機嫌を伺いながらでないと進められない。
上司の機嫌次第で仕事を進めるのにも右往左往するような職場は、仕事以上に疲労感が大きくなるものです。
上司が厳しすぎる
優秀な部下を育てることが仕事でもある上司は、部下に対して厳しくせざるを得ない立場でもあります。
とは言え、単に自分の感情を抑えられないでいたり、組織の中で自分の立場を守ることばかりを考えている人がいることも確かです。
ちょっとしたミスや失敗を必要以上に責めるだけで的確なアドバイスもないような上司だと、こちらの改善策も見いだせずにス
トレスだけが溜まっていきますね。
愚痴や悪口が酷い
人の愚痴や悪口を聞くのは本当に気分が悪いものですね。
不平不満の多い人は、自分が認められたいという承認欲求が強く、それが満たされていないという状態にあります。
また当事者意識のない人はすべてを他人まかせにするので、愚痴が多くなります。
ライバル視される
先輩や同僚とお互いに切磋琢磨しながら仕事できる環境ならいいのですが、相手を蹴落としたい・自分の手柄を立てたい、という考え方の強い人はこちらの足を引っ張るような行動をしてきます。
ライバル視されるというのはある意味うらやましがられている証拠でもあるのですが、嫉妬に伴った態度や行動が続くなかでモチベーションを保つのは疲労感が大きくなりますね。
部下の根性がない
少し叱っただけで無口になってしまう、相談がないので問題なく進んでいると思ったら全然はかどっていない、細かく指示を出さないと何もしないなど、管理側になると歳の離れた部下への対処に頭を痛めることも多くなります。
自分のキャリアや年齢が上がるほどに大きくなる、新人スタッフとのジェネレーションギャップ。
仕事以外の会話を挟んで、頻繁にコミュニケーションを取る必要があるかもしれません。
セクハラ・パワハラで扱いづらい
立場や権力を利用して、上司が必要以上に暴言やいじめを仕掛けてくるパワハラ。
性的な嫌がらせをしてくるセクハラに対して、反論できずに悩みを抱えている人も少なくありません。
明らかに意図的な仕事の増減や強要、飲み会への強制参加、プライベートへの干渉などはそれに値します。
我慢して放置しているとエスカレートすることもありますので、上司の上司や会社の相談窓口に相談することを考えましょう。
職場での人間関係の悩みの解決方法
職場での人間関係を円滑にすることは、できないことではありません。
ここでは、人間関係の悩みを解決に導く方法をいくつか紹介していきます。
気楽にコミュニケーションを取る
上司にも部下にも、適度なコミュニケーションは大切です。
話題になっているニュースや近所に新しくできたカフェの話など、一見無駄話と思えるような雑談を交わすことによって、人の心は寄り添っていきます。
間違っても、下ネタやつまらないオヤジギャグなどで無理に盛り上げようとしないこと。
何でもないような雑談の回数を増やすことです。
ときには適当にあしらうことも大切
悪口を言う人間や、無駄にライバル視してくる人、ハニートラップを仕掛けてくる女性やガミガミと説教をしてくる上司などに対しては、振り回されないように努めましょう。
そういった人たちの本心は「あなたのため」ではなく「自分の影響力を見せつけたい」だけなのです。
気にしないようにするのは難しいかもしれませんが、真正面から受け止めずに「そうですか」と受け流すことが大切です。
なよなよせず堂々としている
上司の態度にオドオドしてばかりいると、部下からも軽蔑される原因になります。
上司や先輩の言うことに矛盾を感じたときには、反発するのではなく「恐れ入りますが」「確認ですが」「先ほどのお話ですと…」とワンクッション入れて、きちんと意見を伝えられるようにしましょう。
ギブアンドテイクができる人になる
同期や同僚のミスのフォローや、遠慮のない仕事の押しつけにストレスを感じている悩みもよく聞きます。
同期の人から仕事を頼まれたら「代わりにここを手伝ってほしい」と提案し、ギブアンドテイクの関係を築くようにすればストレスは軽減されるはずです。
部下への指示は端的にさわやかに
部下に指示を出す時には優先順位を明確にし、箇条書きで端的にさわやかに伝えるように心がけましょう。
強い口調で命令するように指示を出すのはNG。
また、部下に対して「お願いします」「ありがとう」を言える上司が好感をもたれます。
それがいい結果を作り出すことにも繋がるのです。
職場での人間関係を悪化させるNG行動
職場での人間関係を悪化させている原因はあなたにもあるかもしれません。
以下にあげるような行動を取っていないか、自分自身も振り返ってみてください。
上司と部下への態度を変える
自分の評価を上げたい相手や利益になりそうな相手に対して愛想を振りまくということは、営業職の方などにとっては時に必要かもしれません。
しかし、上司にはごますりをして部下へは横柄な態度を取るなど、人によって態度を変えることはあなた自身への信用や信頼を失うことになります。
仕事のデキる人は、人を見る目も養われているもの。
特定の人にだけ媚びて後輩や部下におろそかな態度を取っていることが、媚びたい相手にはお見通しであることを考慮しておきましょう。
生産性のない説教
感情論ばかりで生産性のない説教は、部下のストレスを強くするだけで仕事の効率も悪くなります。
説教ではなく論理的な指示をできるように努めましょう。
部下の比較
部下同士を比較することは、部下に優劣をつけることになります。
「あいつはできたのに…お前は…」という考え方は、あなたにも部下にもストレスを与えます。
誰かとの比較ではなく、本人の過去と現在を見て評価することを心がけてみてください。
悪口などに加担
悪口というのは、気分が悪くなるだけでなく身体への不調にも繋がります。
悪口ばかり言う人は一緒に言ってくれる人を求めているので、加担しないでいれば自然とあなたから離れていきます。
同調を求められたら「そうですか」「大変ですね」とドライに受け流すようにしましょう。
自分の立ち位置に自惚れる
昇進や高評価を得たときに、急に態度を変えるのはよくありません。
傲慢な態度は人を遠ざけ、孤立してしまう原因になります。
高評価を得たのは自分の実力だけでしょうか?
周囲の協力があってこその結果ではありませんか?
感謝の気持ちを持って仕事に取り組んでいればいい人材にも恵まれ、さらに高いレベルを目指せるはずです。
職場での人間関係で悩んだときはカウンセラーに相談しよう
誰にも相談できずに1人で悩んでいても、なかなか解決の糸口が見つかるものではありません。
かと言って、問題を抱えている職場内に相談できる人がいない…。
そんな人におすすめなのがオンラインカウンセリング。
時間も場所も選ばず、気軽に相談することができます。
相談の内容ごとにそれぞれの担当カウンセラーが待機しているので、職場の人間関係についての相談にも乗ってもらえますよ。
ここでは、対人関係や職場での人間関係トラブルに強いオンラインカウンセリングをご紹介します。
うららか相談室
画像引用:うららか相談室
うららか相談室には、臨床心理士や公認心理士などの国家資格を持ったプロのカウンセラーが揃っています。
相談内容に応じてカウンセラーを選ぶことができ、メッセージ・電話・ビデオでの相談が可能です。
おすすめカウンセラーは、舟橋 正枝(ふなばし まさえ)先生
画像引用:うららか相談室
料金 | 電話・ビデオ 4800円/50分 メッセージ 3600円/3日間(3回)~ |
経験歴 | 15年以上 |
資格 | 公認心理師・キャリアコンサルタント |
相談内容 | 職場問題・コミュニケーション・自己表現・メンタルヘルス |
職場での問題や、コミュニケーション・自己表現についての悩みなど、15年以上のキャリアを持つカウンセラーです。
「ハラスメント防止コンサルタント」の資格を所有しているので、パワハラに悩む方や職場復帰を考えている方におすすめの先生です。
【利用者の声】
評価:★★★★★
職場での人間関係に悩んでいて、3回のメッセージコースで相談させていただきました。部署内での派閥が激しく誰と接しても悪口ばかりで気が滅入っていたのですが、悪口を言ってきた相手に対しての対処法を教えていただいて少しずつ実践するように心がけてみたところ、気持ちが楽になってきました。思い切って相談させていただいてよかったです。ありがとうございました。
(27歳男性 会社員)
オンラインカウンセリング八起き
画像引用:オンラインカウンセリング八起き
オンラインカウンセリング八起きでは、国家資格である公認心理士の資格を持ち、医療現場でも働いている経験豊富なカウンセラーが揃っています。
また、アドラー心理学やヨーガ療法を取り入れたカウンセリングが特徴です。
おすすめカウンセラーは、鎌田 穣(かまた みのる)先生
画像引用:オンラインカウンセリング八起き
料金 | 30分 5500円/回 45分 7000円/回 60分 11000円/回 |
経験歴 | 30年以上 |
資格 | 公認心理師 臨床心理士 精神保健福祉士 (社)日本心身医学会認定医療心理士 (社)日本ヨーガ療法学会認定ヨーガ療法士 |
相談内容 | 心身症患者への個人カウンセリング 個人心理療法 心理教育グループ 夫婦・家族・不登校の子供の親のカウンセリングと親教育 |
アドラー心理学に基づき、課題の分離や関係改善方法のトレーニング、頼み方・断り方のトレーニングなどを身につける具体的なアドバイスをしてくれる先生です。
また、ヨーガ療法士の資格を持ち、内面的な援助もウケられます。
【利用者の声】
評価:★★★★★
職場での人間関係で悩んでいました。病院に行くほどでもなかったのですがだんだん眠れなくなり、カウンセリングを受けるようになりました。会社からの帰宅後、月に2回のペースで受けています。人との関係性で私にあった具体的な助言をいただけるので、少しずつ自信がついてきました。夜も以前より眠れるようになってきました。
(30代女性 OL)
職場での人間関係は誰しもが抱える悩み
生活の大半を過ごす職場。良好な人間関係を保って快適に過ごしたいものですね。
しかし、職場にはいろいろな価値観を持った人が集まっているので、なかなか思うようにはいかないもの。
ポジティブに前向きな行動を続けていけばあなたの良い印象が周りに伝わり、意見の合わない人はやがて離れていくことでしょう。
でも、頑張りすぎは禁物。
心が疲れ切って消耗してしまう前に、助けを求めましょう。
同じ職場に相談できる人がいなければ、その道のプロに相談するという方法もあります。
辛いときは1人で悩み過ぎずに、カウンセリングなども有効的に利用して、心を軽くしてみてはいかがでしょうか?
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